2024年4月 価格改定のお知らせ
この度は円安や世界的な物価高などの影響により、定番商品の価格改定が決定致しましたので、お知らせ致します。 ご理解の程宜しくお願い致します。
2024年3月 価格変更のお知らせ
この度は円安や世界的な物価高などの影響により、定番商品の価格変更が決定致しましたので、お知らせ致します。 ご理解の程宜しくお願い致します。
A HOPE HEMPは、Hemp本来の様々な有用性に目覚め、1998年よりスタートしたHemp Brandです。現在に至るまで様々な商品をHemp素材で制作してきました。元々、A HOPE HEMPの始まりは1枚のTシャツからでした。Brand発足当初から手がけている定番無地T-シャツは細かなアップデートを繰り返し、今尚、追求し続けています。「たかがTシャツ」「されどTシャツ」HEMP素材は特性上、洗う度にシャリ感が増し、非常に清涼感のある風合いになっていきます。定番中の定番である<Tシャツ>の素材・縫製等の研究を重ね、お客様に着て頂き、幸せになれるような着心地の良いTシャツ作りを目指しています。またA HOPE HEMPのTシャツをアートキャンバスと捉え、独自の染めや独自の世界観をもったアーティストさんとのコラボプリントなどを行いアートとして覧ていただく側面もあります。シンプルでありながら本質的な部分でもある素材の特性を活かした流行に捉われない商品をお客様にお届けしたいと考えています。
そして現在、SOCKS(靴下)もTシャツと並ぶA HOPE HEMPのもう一つの顔になっています。当時、偶然知り合った靴下作りの匠である職人さんと『日本の匠の技術でHemp素材の最高の靴下をお客様に提供しよう!!』と言う思いから始めた事がきっかけになります。こちらもHEMP素材の特性を十分に活かした最高の履き心地を体感して頂ける商品となっております。Tシャツも靴下も毎日着て毎日洗濯する。まさにデイリーユースなアイテムです。だからこそ『ほんまもん』を皆様に体感して頂くとともに私達も『ほんまもん』を自負していければと考えています。
A HOPE HEMP Tシャツを様々なイベントやワークショップで使用したいと言った要望が増えてきております。そこで消費者様の方々にもA HOPE HEMPのTシャツをご利用いただけるよう、A HOPE HEMPの無地Tシャツの販売をさせて頂いております。下部RETAIL SALESのページより条件等をご覧いただき弊社までお問い合わせください。
#STG-001 Set In Regular Short Sleeve T-shirts (Hemp/Cotton 35%/65% 2PLY Jersey 双糸 天竺編み)
参考上代 ¥4,950(税込)
#STG-018 Set In Regular Long Sleeve T-shits (Hemp/Cotton 55%/45% 2PLY Jersey 双糸 天竺編み)
参考上代 ¥6,490(税込)
ヘンプ・麻って何?
麻といえば、清涼感があって、固い織物といったイメージがあり、日本では織物が夏の着物として用いられることが多いと言われています。 しかし、ヘンプ繊維は、空気を多く含み、余分な湿気を蒸散するため、調温性、調湿性などに優れています。その機能によって、ヘンプ繊維でできた衣服は、一年中着ることができます。 その理由は、ヘンプ繊維の構造にあります。
繊維が細いだけでなく、繊維の中心に細長い空洞があり、繊維表面には無数のひび割れと小さな空洞があり、多孔構造になっています。 そのため水分を早く吸い上げることが出来、それを拡散することで水分の蒸発を促進することが可能です。つまり、吸水性に優れ、尚且つ、速乾性にも優れているということです。 これによって、吸湿性、発汗性がよく、調温、調湿性などに優れ、夏は涼しく、多孔構造の為、繊維には空気の層がたくさんできるため、冬は暖かく、呼吸するように体感を調節してくれます。 その機能によって、ヘンプ繊維でつくる衣服は、一年中着ることができます。
ヘンプ繊維にはさまざまな機能性が認められます。 吸水性と発散性(発汗性)などによる高い調体感性に加え、あらゆる麻の中でも特に、 「紫外線防止」や「強力性」「伸度」また「抗菌性」が高いのが特徴とされています。 「紫外線防止」 タイトに織ったヘンプ生地の場合、紫外線防止率は95%と、他の麻繊維より高い値を示しています。そのため、生地の下にあるものを紫外線で守ると言う機能にあわせて、繊維自体も紫外線に強いため、日光に強くロープやひも等屋外で使用しても劣化しにくいのが特徴となっています。昔は漁網として使われていたくらい丈夫な素材と言えます。 「強力性」「伸度」 伸度(引張り強度)と強力性で他の麻と比較した場合は、リネンとラミーを上回る結果となっています。 また、綿と比較した場合は8倍、耐久性で4倍の強度を持っており、さまざまな植物繊維の中でも大変丈夫で強力な生地であるということが言えます。 *伸度=繊維、糸、または織物などの引っ張りに対する破断強度と破断するまでの伸び 「抗菌性・制菌性」 さらに、抗菌性や制菌性にも大変優れています。ヘンプ繊維の抗菌性基準は、3.9以上となっており、繊維評価技術協議会のSEKマーク基準値である2.2よりもかなり高い数値で菌の増殖を抑制する効果があることを示しています。また、制菌性もあり、数値が0以下は制菌効果がないことを示しますが、ヘンプ繊維の殺菌活性値はMRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)で1.5以上あります。 また、消臭性にとても優れており、汗による嫌な臭いの発生源であるアンモニア・酢酸・イソ吉草酸のいずれも消臭する効果があります。 カビや害虫にも強く、この他にも水に濡れると強くなるという特徴があり、素材としてはとても優れたさまざまな性質を持っています。
ヘンプは太い短いのバラツキが多い繊維なので、紡績して糸にするのが難しく、粗硬な素材なため、糸ネップやスラブが生じやすいとされています。 その性質ゆえ、ヘンプの紡績の工程、圧力を加えたり、裂いたり、干したり、均一で目の細かいファイバー状にするために、たくさんの工程があります。たくさんの加工工程があるということは、多くの時間と手間と技術が必要となり、またその段階ごとに『多くのロスが発生』する可能性があります。 産業用の生産ラインにのせるためには、あの堅牢な繊維のうちの約半分以上がロスとなり、削ぎ落とされることで、美しい繊維をつくり出しています。 そういった技術や手間は、現在の日本では実現が到底難しく、衰退する繊維産業の中で、技術を進化させることにおいて空洞化していったと言わざるを得ません。 日本の繊維産業の自給率は現在0.1%未満だと言われています。 中国では、90年代からいち早くヘンプの環境性や有用性に気づき、その扱いの難しい繊維産業に国家をあげて取り組み、技術力で問題を克服しながら、柔らかく肌触りの良いヘンプ生地の生産を追求しています。 ヘンプ繊維の性質の多くの有用性を最大限に引き出し、快適な肌触りや使用感を得るためには、こういった生産技術が、人々の努力が必要不可欠といえます。
麻の種類は、約20種類以上になりますが、下記の表のように代表的なものだけでも、相当な数があります。麻と呼ばれるものには,靭皮(ジンピ)繊維と葉脈(ヨウミャク)繊維があります。 麻として代表的な亜麻(繊維をフラックス,糸や製品をリネンと呼びます),苧麻(カラムシ,ラミー,ヤブマオ)を始め,大麻(ヘンプ),黄麻(ツナソ,ジュート),洋麻(ケナフ,タイ・ジュート),ぼう麻(チャイナ・ジュート,インディアン・マロー,青麻,市皮)などは,茎の表皮の内側の靭皮から繊維を採る軟質靭皮繊維です。 マニラ麻(アバカ,マニラ・ヘンプ),サイザル麻,ヘニケン麻,ニュージーランド麻,マゲー麻,カントン麻,モーリシャス麻などは,葉脈から繊維を採る硬質葉脈繊維です。 わが国の家庭用品品質表示法においては,衣料用として亜麻(リネン)と苧麻(ラミー)のみを「麻」と称しています。 大麻も含め、その他の麻については、「指定外繊維」という表示になります。 日本語で麻繊維はアサ科アサ属の大麻(学名Cannabis sativa)から作られた繊維を指す名称でした。 古代から日本に自生し繊維利用の盛んだった植物である大麻を麻と呼称していましたが、後に海外より持ち込まれたアマ科の亜麻(Linum usitatissimum)やイラクサ科の苧麻(Boehmeria nivea var. nipononivea)などを含めた植物繊維全般を指して「麻」の名称を使うようになったため、本来の麻Cannabis sativaを植物の背丈が大きく成長する特徴から、明治以降に外来のマニラ麻などと区別するために、麻が大麻(おおあさ、たいま)と区別して呼称するようになったとされています。 現在日本で麻の名称で流通している「麻」と表示されている繊維製品のほとんどは亜麻から作られるリネンや苧麻から作られるラミーです。
日本では「麻」と称される植物だけでなく、その他さまざまな植物の靭皮繊維を利用してきました。それらを総じて、自然布と呼称します。 固い植物の表皮(内皮)を水で晒したり、灰で似たり、叩いたり、工夫と手間ひまをかけて、柔らかく生地に織りたててきました。 藤布,葛布,太布,科布,芭蕉布,オヒョウ,など,いずれも日本の伝統的な繊維利用の文化であり、現在ではその生産は減少しており、伝統の継承が危ぶまれています。
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